各配信サイトのラウドネス値をまとめてみました。
もし間違い等があればコメントなどをしてください。
配信サイト別ラウドネス値まとめ
YouTube(-14LUFS)
ラウドネス規制の代名詞的なサイト。
画面プレイヤーを右クリック、もしくはアプリの設定で「統計情報」を表示するとどの程度制限されてるか分かる。
ラウドネスのON/OFFは無し
ニコニコ動画(-15LUFS)
かつては音圧競争の要因になっていたサイト。
2020年1月29日よりラウドネス規制を導入。
YouTubeより少し音量が小さいほか、大きな違いとしてラウドネスのON/OFFがある。
Spotify(-14LUFS)
音楽サブスクと言えばこれっていう代名詞のサービス。
フリープランの場合は-14LUFS固定ですが、プレミアムメンバーの場合3種類から選べます。
Loud:-11dBLUFS
出典:https://artists.spotify.com/help/article/loudness-normalization
Normal:-14dBLUFS
Quiet:-23dBLUFS
ただ、-14LUFSがデフォルトなのでそこを目安にしたほうがいいと思います。
Amazon Music(-14LUFS)
プライム会員になれば月額500円から利用できるサービス。
多少のズレはあると思いますが、このあたりだと思われます。
Apple Music(-16LUFS)
Spotifyと同じくらい名前が上がる音楽系サブスクのサービス。
他のサービスと比べて一回り音量が小さくなっているのが特徴です。
ビリビリ動画(恐らく規制なし)
中国の巨大動画サイト。
色々調べたり動画を視聴して聞いてみたが、制限は見つけられず。
もし情報があればコメント下さい。
TikTok(22/8/15追記)
複数の動画を上げて検証してみましたが、YouTubeのように目に見えて下がることはありませんでした。
ビリビリもそうでしたが、中国は意外と気にしないのかもしれません。
もし間違っていたら教えて下さい。
コメントでご指摘を頂きました。
TikTokはYouTubeやニコニコ動画のようなラウドネス規制ではなく、コンプレッサーやリミッターを掛ける方式だそうです。
ラウドネス規制の場合、動画全体の平均的な音の大きさを計算、大きい場合は音量を下げるので波形は変わりませんが、Tiktokのアプリ版だと音声波形を弄って同じ音量に合わせるので、YouTube等と比べて音声の変化が激しいと思われます。
海外のYouTuberが詳しく解説してるので、自動翻訳をONにして見ると分かりやすいと思います。
Twitter(規制なし)
Twitterには現時点(21/11/25)ではありません。
個人的には導入してほしいですね。
Instagram(規制なし)
大手SNSは動画や音楽が中心ではないので乗り気ではないのかもしれません。
特にインスタは画像やライブ配信が中心だと思いますが。
個人的な見解
基本的にはYouTubeやSpotifyなどが採用している-14LUFSに合わせるどのサイトでも問題なく聞けると思います。
注意点としては単にラウドネス値といっても様々な計測方式があることです。
Spotifyやニコニコ動画は公式にどの計測方法を使用しているか明記しているので、気になる方は一度目を通すことをおすすめします。
Spotify
https://artists.spotify.com/help/article/loudness-normalization
ニコニコ動画
https://ch.nicovideo.jp/nicotalk/blomaga/ar1848078
結局の所、各配信サイトでやってることは音量を下げてるだけなので過剰に神経質になる必要はないと思います。
小さくしすぎると平均に合わせる為に音量を上げるサービスもあるので、適切な音量で投稿することを念頭において制作していきたいですね。
ラウドネスについてはこちらの記事もどうぞ
コメント
TikTokについてこういう記事がありました。
How to mix your audio for TikTok – Loudness secrets revealed!
https://www.whitenoisestudio.com/audio-post-production/how-to-mix-audio-for-tiktok/
「volume compression and limiting with a volume peak normalisation」という言葉が出てきますが私には詳しく分かりませんが
コメントありがとうございます。
TikTokの部分について訂正させて頂きました。