以前の記事で紹介したBUFFALO WSR-1800AX4Sが到着し、安定稼働を始めので今回レビューしたいと思います。
自分が行った設定や注意点も紹介して、これを読めば一通り分かる記事にしたいと思います。
購入した商品
本商品の下位バージョン
商品の到着・設置
化粧箱だと思っていましたが、ダンボールに入っていたのはこのような箱でした。
前機種がブラックだったので、今回はホワイトを選びました。
どのように接続しているのか
光電話があるのでルーターを噛ましており、自分は1800AX4Sをブリッジモードで接続しています。
理由は光電話兼用ルーターにDHCPサーバを担わせているからです。
DHCPサーバ 【DHCP server】
DHCPサーバとは、インターネットなどのIPネットワークに一時的に接続する機器に、IPアドレスなど必要な情報を自動的に発行するサーバ。
https://e-words.jp/w/DHCP%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90.html
本製品にはAUTO機能がありますが、これが動作の不安定要素になるという意見が多いので手動で設定した方がいいでしょう。
では、どのように設定すればいいのか、物理的な部分からデジタルな部分まで見ていきましょう。
先ずは説明書通りに接続
製品に紙が入っているので、まずはその通りにやりましょう。
恐らく何もしなくてもネットに接続されますが、速度を計測するとかなり遅い場合があります。
これは仕様なので後で設定を変更すれば解決します。
無事接続出来ることが分かったら、本体の電源(背面にスイッチ)を切って本格的な設定をしていきます。
- 下のスイッチをAUTOからMANUALへ
- 用途に応じてスイッチをROUTERかAPかWBに※
- 電源をONにする
※ROUTER、AP、WPの違いは以下の通りです。
ROUTER
DHCPサーバ機能を保有しておりこれ一台で全てをこなすモード。
新しく買い替え、有線も無線も全てこれに繋げるならROUTERでよい。
よく分からないなら大半の人がこれで済む。
AP
いわゆるブリッジモード。
既にルーターがあり、それを拡張する延長コードのような状態。
有線を無線に変換しているだけであり、DHCPサーバ機能は使えないので注意。
何故ブリッジモードが必要なのか
ブリッジモードの特徴は延長コードのように広げる事ができることです。
最近は接続されている機器(FireTVやレコーダーなど)にスマホからアクセスする事も多く、同じネットワークじゃないと認識されない場合もあります。
上図のような場合、1800AX4Sでルーターモードにすると、同じ接続元なのにそれぞれが別のネットワークと認識される場合があります(自分はレコーダーにアクセスすると外部からの接続と表示されました)
煩わしい設定はできる限りしたくないので、上図のような環境ならブリッジモードをおすすめします。
よくわからない場合はルーターモードで全ての機器を1800AX4Sに繋げましょう。
本機種のLANポートは全てギガビット対応なので安心して接続できます。
WB
中継機モード。
これを使う人はかなり詳しいはずなので割愛。
準備が終わったらブラウザからルーターにアクセス
ネットに接続出来たらブラウザからルーターにアクセスして設定を変えていきます。
箱の中に紙が入っていると思うので大事に取っておきましょう。
PCからやるよりスマホからアプリを使用した方が分かりやすいのでそれを使用します。
iOS
Android
アプリを起動するとiosの場合「ローカルネットワークに~」というポップが出る場合がありますが許可してください。
しばらく待つとアプリが探し出して表示してくれるのでタップして「設定画面を表示する」を押します。
するとブラウザが開きログイン画面になるので、付属の紙に書いてあるパスワードを入力してログインします。
好みの問題ですが、モバイル用設定画面は使いにくいのでPC用の画面の表示します。
矢印のチェックマークを外してからログインして下さい。
上の画面が開くので、詳細設定をタップして設定していきます。
詳細設定
ファームウェアのアップデート
「管理」タブから「ファームウェア更新」を選択します。
オンラインバージョンアップをタップして更新実行を押します。
最新のファームウェアを選択後ファーム更新を押して終了です。
時間がかかるのでのんびり待ちましょう。
終了後、再びWifiが端末に接続されるので、次の設定にいきます。
ネット脅威ブロッカーのオフ
機能は素晴らしいですが、これをオンにすると通信速度は1/10も出なくなります。
自宅の環境では400Mbps出ますが、オンにすると40Mbpsも出ないレベルになりました。
個人のスマホやPCで気をつける事を前提に、チェックを外しましょう。
※右下にある「設定」ボタンを押さないと反映されないので絶対に押して下さい。
2.4GHz/5GHzの設定
2.4GHzの場合
「無線設定」から2.4GHz(11ax/n/g/b)を選択します。
倍速モードはデフォルトだとイマイチなので、573Mbpsを選択します。
この設定は人によりますが、自分はSSID2のみ使用しています。
WPA2とWPA3を使えるので、殆どの機器を1つで繋げる事ができるからです。
無線暗号化をWPA2/WPA3 Personalに変更し、パスワード(事前共有キー)を自由に決めて下さい。
デフォルトのままでも問題ないので好みですね。
Mulicast Rateは速度が早くなる代わりに電波が飛ぶ距離が短くなります。
家の形状によりますが、先ずは54Mbpsに設定して弱いと感じたら数値を下げていくことをおすすめします。
11nプロテクションを使用すると11nで途切れにくくなるそうです。
取り敢えずチェックを入れています。
ビームフォーミングEXもMU-MIMOも速度を早くする為の設定なのでチェックを入れています。
ここまで設定したら、最後に「設定」ボタンを押してしっかりと反映させましょう。
5GHzの場合
「無線設定」から5GHz(11ax/ac/n/g/b)を選択します。
無線チャンネルを自動に設定していますが、Amazon製品(Fire TVやKindleなど)を使用している場合、Wifiに5GHzが表示されない場合があります。
理由は日本の法律に対応するのが面倒だからです。
確実にAmazon製品で5GHzを使用したいならチャンネルの設定を手動に変更し、DFSあり以外のチャンネルを設定して下さい。
36、40、44、48に変更するとAmzon製品でも5GHzに接続できます。
ただ、自動と比べると速度や繋がりやすさが違うので、スマホやPCでの利用を考慮して自分は自動のまま使用しています。
2.4GHzと同じように変更しています。
名前ごと変える場合は、2.4GHzと5GHzの違いが分かるようにしましょう。
こちらも2.4GHzと同じですね。
最後に設定ボタンを押して反映を忘れないようにしましょう。
インターネット@スタートについて
ブリッジモードではなくルーターモードで使用している場合、このような設定を行う事ができます。
Amazonのレビューではインターネット@スタートが悪さをして不安定になるという話があり、解決策として「DHCPサーバーからIPアドレスを自動習得」に変更すればいいと書いてあります。
もし不安なら変更することをおすすめしますが、弄るのが怖い場合や、自動習得に変更して不安定だと感じたら初期の「インターネット@スタート」にしてください。
最後に再起動
ここは完全におまじないですが、設定が全て終わったら再起動しましょう。
「管理」から「設定管理/再起動」に移動します
これで終了です。
自分はブリッジモードでの使用なのであまり参考になりませんが、この設定をして2週間以上経過しましたが、wifiが途切れたり速度が落ちたりする事はありません。
環境によるので一概には言えませんが、少しでも参考になれば幸いです。
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