今回人生で初めてスマートウォッチを購入したのでレビューをしたいと思います。
使用感から注意点まで割りと素直に書いています。
因みに、スマホはiPhoneなのでAndroidの方は参考程度に見てください。
商品について
詳細は公式サイトを御覧ください。
この機種には上位互換のRedmi Watch 3がありますが、値段は1万5000円と本機種の約3倍になります。
差別化されている点は以下のとおりです。
- ジャイロスコープ、地磁気センサーの有無
- GPSの有無
- ディスプレイの違い(有機EL 解像度 輝度)
- Alexa対応
- ワークアウトの種類
- 常時表示(AOD)対応か
特に大きな違いはディスプレイとGPS有無になると思います。
ディスプレイの違いは以下通りです。
Redmi Watch 3
1.75インチ有機EL(AMOLED)タッチディスプレイ
解像度:390×450 ピクセル
輝度:最大600nit、調整可能
指紋防止コーティングを施したガラス
Redmi Watch 3 Active
1.83 インチ LCD ディスプレイ
解像度:240 × 280 ピクセル
輝度:最大 450 nit、調整可能
今回使用して感じたのは少し画面が荒いかなという点でした。
上位機種と比べて画面が大きいのに解像度が低くなっているので、どうしても粗さが目立ちますね。
特に日本語はフォントの関係もあってガラケーを思い出します。
ただ、実用できない程荒いという訳でもないです。
それでは実際に見ていきましょう。
開封
非常にシンプルな内容でした。
本体背面にはセンサーが付いており、血中酸素濃度や心拍数が測れます。
本体に付いているカバーはこちらを購入しました。
が、この機種にこのタイプのカバーは辞めたほうがいいです。
詳細は後で話しますが、メリットを無くしデメリットを増やすので、傷が気になる場合はケースでなくフィルムがいいと思います。
使用感
使用して感じたことを羅列していきます。
画面
- 画面が少し荒い(特に日本語)
- 持ち上げた時に画面が付くのがワンテンポ遅い
- 文字盤の種類はあるが良いのは少ない
- 真夏の太陽の下だと少し見づらい
本体
- 付け心地は良い
- そこまで重くない
- 電池持ちはまぁまぁ
- 防水は一応ある
機能
- 睡眠トラッキングが面白い
- 通話もできる
- アクティビティは注意点がある
画面について
先程も書いたように少し画面が荒いです。
英語や数字はそこまで感じないのですが日本語だけ特に汚く感じます。
参考
使用しているフォントが中華フォントなのが一層汚く見える所以だと思いますね。
ただ、ガッツリ文字を読むような事は殆どないので、確認できれば十分だと言う人はそこまで気にする必要はないと感じました。
画面点灯がワンテンポ遅いのは注意
本機種は常時点灯が無く持ち上げor画面2回タップで点灯するのですが、持ち上げた時に画面が付くのがワンテンポ遅いです。
他の機種を知らないので何とも言えないのですが、頻繁に時計を見る人は恐らくイライラすると思います。
常に時間を気にする人は常時表示対応のスマートウォッチを購入したほうがいいです。
文字盤の種類は多いが…
本機種はアプリから文字盤を変更でき、保存できるのが5つ、デフォルトが3つあり、それを消せない(現在のiPhoneアプリでは)ので現在は自分で選べる文字盤は2つしかありません。
にも関わらずこれはいい!、というものが少ないです。
先程画面が荒いという話をしましたが、フレームレートも30程なので結構カクカクするんですね。
なので、個人的にアナログ時計の文字盤は選択肢から外れています。
デジタルの場合、日本語フォントも使用されないので割と綺麗に見えます。
もし利用する場合はデジタル表記を強くオススメします。
真夏の太陽化は少し見にくい
上記機種との比較で輝度の違いがありましたが、これが太陽光下での見え方に影響します。
画面が強く光ると太陽の下でもしっかり見えるのですが、弱いと暗くて何も見えなくなります。
スマホを外で使用している時に体験した事がある人も多いのではないでしょうか。
残念ながら本機種も上位機種も輝度の自動調整に対応してないので、手動で行う必要があります。
本機種も最大にしたら結構見えるのですが、若干暗い印象は受けます。
カバーを付けると壊滅的
購入したカバーをオススメしないと言いましたが、理由の一つはこれです。
本機種は元から輝度がそこまで高くないので、カバーを付けると太陽光下では光が反射してもはや何にも見えません。
室内や日陰など少し暗い所なら問題ないのですが、真夏の太陽下は無理です。
ケース無し
ケース有り
本体について
バンドはサラサラしていています。
先に止めて、余った部分を中に入れる感じです。
自分は腕が大きい方ですがそれでも余裕がありました。
多くの方は腕が入るかどうかで気にする必要は無いと思います。
ストラップは取り外し可能で、AmazonやSHEINで様々な商品が販売されているので、お気に入りのものを見つけるの楽しいと思います。
特にSHEINではかなり安く販売されています。
配達に時間がかかっても良い場合はオススメです。
重量は約42gでXiaomiのSmart Band系列と比べると重いですが、画面大きさの割に重くなく、付けたまま寝ても自分は大丈夫でした。
電池持ちはまぁまぁ
本製品は血中酸素の常時測定や心拍数のトラッキングができますが、設定をONにすると電池の消費は増えます。
自分の場合は4~5日くらいで一回充電が必要な感じでした。
設定は以下の通りです。
- 血中酸素濃度測定:ON
- 心拍数トラッキング:自動
- 睡眠トラッキング:ON(呼吸スコアはOFF)
- スマホ通知:ON
- 明るさMAX、ナイトモード:ON
- 2回タップで画面点灯:ON
一度計測を始めると心拍数や血中酸素が気になってしまい、電池持ちを取るか悩みましたが充電回数を増やせばいいという結論に至りました。
充電も0%から1時間30分程で満充電になります。(自分の場合は)
他の機種を持っている方からすれば電池持ちが悪いかもしれませんが、自分は満足しています。
防水は一応ある
本製品は5ATM(5気圧防水)に対応しています。
あくまで50mの静水に10分間沈めても大丈夫という話なので、動いている水(蛇口から勢いよく出る水や激しい水泳)には注意が必要です。
自分は試しに付けたままシャワー浴びましたが大丈夫でした。
ただ、洗剤や石鹸が入ると中の防水を担うゴムが劣化してしまう可能性があるようなので、真似しないでください。
優しい流水でサッと洗い流すくらいは今後もやろうと思っています。
因みに本機種は水泳のアクティビティがないので記録することはできません。
注意してください。
5ATMで水泳や海水浴は大丈夫なのか
ネットで検索すると5ATMで水泳をしてはいけないという声があります。
一応、日本時計協会では以下のような説明がなされています。
5気圧 防水 | WATER RESIST 5BAR WATER 5BAR RESIST W.R.5BAR | 水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。 素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。 5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。 |
このように水圧の激しいシャワーは辞めるように警告されていたりします。
一番大事なのは、防水はずっと続くわけではなく、時間とともに劣化していくことにあるようです。
購入後まもなくは水泳も大丈夫だったが、1年経って劣化し内部に水が入って故障する、ということは珍しくないらしいです。
本製品は正直かなり安いので使い潰すのもありですが、防水は時間とともに劣化するというのは頭に入れておいたほうがいいと思います。
カバーを付けると水が入る
購入したカバーをオススメしない理由の2つ目がこれです。
上から装着するタイプのカバーなのですが、手を洗ったり食器を片付ける時に装着したままだと、中に水が入って見づらくなります。
その度にカバーを外して本体画面とカバーを拭くのは正直言って面倒です。
特に水が間に入るとタッチが反応しなくなったりするので非常にイライラします。
購入した以上、カバーがボロボロになるまで使うつもりですが、その後はフィルムに変えようと思います。
機能について
一番面白いと感じたのは睡眠トラッキングでした。
睡眠時間は勿論の事、高度なモニタリングをONにすると深い睡眠やレム睡眠も見ることができます。
今回はアプリからの画面を載せていますが、スマートウォッチ本体からも確認することが可能です。
本機種は大きい画面を利用して、アプリ無しで情報確認が完結する事も多いです。
通話もできる
本製品の目玉といってもいいですが、この製品は単体で通話もできます。
スマートウォッチ本体にスピーカーとマイクが付いており、電話が掛かってきたら本体から出ることが可能です。
ただ、注意点がありサードパーティ製アプリ(LINE等の音声通話)からの着信は現在対応していません。
自分が試した訳ではありませんが、楽天モバイルの通話アプリは使えないという投稿も確認しました。
あくまで、スマホ本体についている標準の通話アプリのみ対応みたいです。
ただ、公式サイトに「現在は」とかいてあるので今後アップデートで実装される可能性はあります。
Xiaomiさんのやる気次第ですね。
アクティビティには注意点がある
Androidは分からないのですが、iPhoneではアクティビティに注意点があります。
他のスマートウォッチ同様、本製品は運動の記録を付けることができます。
ウォーキングやランニングの場合、走った場所を記録する事も楽しみだと思いますが、本製品はGPS非搭載なのでスマホのGPSが頼りになります。
本機種ではスマホのGPSを拾うために、iPhoneでアプリを開きっぱなしにする必要があるようです。
GPSへのアクセスを「常に」にしているので開かなくても大丈夫だと思ったのですが、そうではなかったですね。
GPSを拾っているかはワークアウト画面の右上から判断できます。
「GNSS」点滅しているとGPSが接続されていません。
「GO」の文字が点灯すると準備完了です。
この状態なら自分が通った道がアプリに記録されます。
GPS未接続
GPS接続済み
ただ、アプリさえ開けばスリープにしてポケットに入れても、別のアプリを開いても、音楽を聞いても大丈夫でした。
とにかくバックグラウンドで起動したままじゃないと駄目なようです。
アクティビティの起動はスマートウォッチ本体から行いますが、スマホ側からアプリを起動しなければいけないのは少し面倒に感じました。
あくまでiPhoneの話なのでAndroidだと違うかもしれません。
どこを動いたのか知る必要がない場合は、スマートウォッチからGPSの警告を無視して測定しても情報は収集できます。
これはGPSを使わずに記録したものですが、ちゃんと心拍数や動いた時間等は記録されます。
あくまで「どこを動いたのか」だけがGPS無しだと記録されないようです。
結局買いなのか
割りと辛辣な事も書いた気がしますが、とにかくこの値段で十分使える事に感銘を受けました。
5000円で詰め込める機能全部詰め込んだ、という製品だと思います。
上位機種と比較した場合、ディスプレイの質、GPSの有無、センサーの排除など多くの機能が省略されています。
個人的には上位機種にも無いですが輝度の自動調整は欲しかったですね。
それと、画面が点くのがワンテンポ遅いのも気になるポイントでした。
上位機種のRedmi Watch 3は常時表示(AOD)に対応しているので、時計を頻繁に見る人はAOD対応を考えた方がいいですね。
結局ワンテンポ遅くても使っていれば慣れてしまうんですが。
総評としては
初めてスマートウォッチ買う人には様々な機能が入っているし実用的なので非常にオススメ
既に高価な製品を持っている人は上位機種を買うべき
という所ですね。
実際、自分はかなり気に入っているので購入してから風呂、充電以外はずっと着用しています。
何だかんだ通知が届くのすごい便利で、もう手放せないんじゃないかなぁと。
自分はこの機種しか所持していませんが、大きい画面が良いですね。
スマートウォッチの大画面化が進みそうな気がします。
今回はここまでですが、後日機能の紹介や操作方法を纏めた記事を書きたいと思います。
それでは!
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