終わりが見えてきた祟明し編。
今回の話はこれまでに比べて大きく動きました。
それらを踏まえて振り返っていきましょう。
沙都子が分裂?カケラ世界の出来事を考える
4話最大の出来事は勿論、沙都子が分裂したことでしょう。
これまで鉄平に対して憂いな表情を抱いていた伏線がようやく回収された感じです。
善沙都子はもう誰も殺したくないと発言し、悪沙都子はこれまでやってきた事を無碍にせず、最後までやり遂げるという意思をもっていました。
ポイントは、この善沙都子が最初から反対していた訳ではないという点です。
善沙都子はこれまでの出来事をしっかりと把握していおり、どこから間違ったのかと自問していることからも明らかです。
沙都子という人間はあくまで一人しかおらず、これらの演出はあくまで心の中の葛藤だと思われます。
鉄平に対しては郷壊しからずっとやり辛そうな雰囲気を出しており、これまで家族という愛情に触れていなかった沙都子にとって心地よいものだったのでしょう。
あくまで個人的な見方ですが、今回の分裂はあくまで鉄平に愛情が移った結果であり、部活メンバーや梨花を手に掛けた事を本当に悔いているとは思えないですね。
あくまで「もう誰も殺したくない」という発言であり、「殺したく無かった」ではありません。
本人達も言っているように善沙都子の方が残り香であり、本体は悪沙都子のほうなのでしょう。
心の中で最後の良心が死んで、この結果誰これ構わず発症させる猫騙しに繋がるのでしょう。
鉄平の生死と綿流しの北条家
沙都子の分裂もですが、個人的には鉄平が死んでいる事もショッキングでした。
沙都子が鉄平に手を掛ける事が、これまで沙都子が虐待された事への仕返しだという考えは面白いなぁと思いました。
鉄平が拳銃を突き付けられた時の心理を知りたいですね。
今作は死んだと思ったら実は死んでなかったというパターン(主に圭一)がよくありますが、流石に頭撃ち抜かれたら死んでいるでしょう。
ここで疑問に上がるのは圭一を襲った鉄平になります。
祭りに行ってる時点で鉄平は死んでおり、圭一を襲うことは不可能です。
ここでポイントになるのは着替えた沙都子が神社の境内に来た時に血がついている事です。
大石が怪我した様子は無く、沙都子も恐らく無傷、鉄平は死んでいるの状況を踏まえると、沙都子か大石が圭一を襲ったのでしょう。
本当に鉄平が生き返ってたら、間違いなくエウアの干渉でしょう。
どういう結末なのか未知数なので、次週が楽しみです。
終わりに
沙都子の中に残ってた僅かばかりの遂に消えてしまいました。
鉄平を殺すシーンは完全に人間を辞めているように見えましたね。
祟明しは次で最後になりますが、猫騙しの裏側まである程度のやるのかなって思ってます。
物語が結末に向かい始めており、少し寂しい気がしますがワクワクしますね。
それでは!
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